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七瀬あゆこ作品にかかわって下さる方々に感謝をこめて、2014年秋にスタートしたオフィシャルサイト(ホームページ)です。
発表してきた作品への思いや背景について、また音楽全般に関する話題や、今後挑戦していきたい事など、七瀬あゆこ自身による記事をアップしています。
楽譜ユーザーの皆様や、紙媒体の『ろここ通信』読者の方々ばかりでなく、音楽に少しでも興味のある方なら、楽しんで頂けるようなサイトにしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(皆様からの七瀬作品へのコメントや動画などは、当方でも可能な限り拝見しております。)
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New Release!! ムラマツ オリジナル シリーズ Vol.89
アンネン・ポルカ ヨハン・シュトラウス Ⅱ / 七瀬あゆこ
Annen-Polka : Johann Strauss Ⅱ / Nanase (2Flutes)
フルート・トリオのための「スケーターズ・ワルツ」 E.ワルトトイフェル / 七瀬あゆこ
Les Patineurs (The Skater's Waltz) : Émile Waldteufel / Nanase (3Flutes)
悲しまないで 七瀬あゆこ
Do not be lost in grief (Farewell Song) : Ayuko Nanase (3Flutes)
全曲スコア,パート譜付き 税込¥1,650
お申し込みは、村松楽器 03-3367-6000 まで!
Muramatsu Original Series Vol.89 (Music booklet:score,parts)
More details → click here! / Offer to buy +81 3 33676000
~ ~ ♪ ~ ブラフの丘から …Blog風に ~ ♪ ~ ~
2025.7.19 Sat.
全国的に梅雨が明け、空には夏の雲がモク、モク、モク…
今日7月19日は、私がとてもお世話になった 河合隼雄先生のご命日です。
旅立たれてから18年。世の中の様子はずいぶん変わりました。
河合先生がスイスで分析家の資格を取られた、カール・グスタフ・ユングの心理学も、
先生の没後、さまざまな新たな情報(『赤の書』など)が公開され、
いろいろな分野で活発な展開がなされ、新たな視野も広がってきています。
私はもちろん心理学は素人ですが、
音楽を感じたり、作り奏でる「こころ」の神秘に惹かれ、
もっと知りたいと思い、ずっと著作を熱心に読んできたことがきっかけで、
音楽のご縁にも導かれました。
この営みは、今も私にとってかけがいのない宝物です。
先生はきっと今も空の上で、ご自身が築いて来られた礎の上に
それぞれの人たちが、自分にしかない花を咲かせてほしいと願っておられるはず。
こんな時代だからこそ問い直したい、こころ、soul&spirit、魂の世界。
お盆の時期でもある夏は、静かにこころの声に耳を傾ける時なのかもしれません。
*河合先生との思い出をつづった記事などについては、News Letters のページ(お知らせコーナー)をご参照ください
2025.7.8 Tue.
まだ7月上旬というのに「暑い!」と日本中が嘆いているこの頃。
これからずっとこんな気候になってしまうのかしら…と心配になってきますが、
そんな中、ちょっと気合の要る動画撮影や、
港町横浜らしいお店での友人との再会、
初のゴルフ場での女子プロツアー観戦やちょこっとプール通いなど、
しっかり体調管理しながら楽しんでいます。
下の旅の記事は、いよいよドヴォルジャークの自筆譜が登場。
やっぱりこれが私には「きゅん」なのです。
自筆譜シリーズはさらに続きます。
ご興味のある方、お楽しみに!
2025.6.16 Mon.
私の手元にも、新刊楽譜 ムラマツ・オリジナル・シリーズ 89 が
送付されてきました。
刷りたてのホヤホヤなので、新品独特の紙の匂いがします^^。
どうか皆さんの手でうまく育ってくれますようにと、
いつも祈るようなおごそかな気持ちになります…。
今回は、ヨハン・シュトラウス二世の生誕200年を記念して
ウィンナ・ワルツの編曲作品を入れました。
たった二本で、たった三本で…できるの?なんて思うかもしれませんが、
余韻と余白の力を借りて、それらしくなってしまうのですね。
オリジナル曲は、大切な人が旅立つというちょっと重いテーマに挑戦。
悲しみに真剣に向き合う人たちに敬意をこめて、
悲しくも甘美な情感を目指しています。
さらに、今回からはメンバーズ・クラブの方々限定の特典が増えるとのこと。
内容はまだ秘密ですが、夏ごろには明らかになる予定です。
どうぞお楽しみに!!
2025.5.28 Wed.
6月に発行される新刊楽譜 ムラマツ・オリジナル・シリーズ89の
校正がすべて終わり、入稿して印刷に入りました。
6月13日付の発行日に内容を告知いたします。
どうぞお楽しみに!!
作品を書くという作業、つまり原稿作成をしている時は
孤高な世界に自分を追い込んでいく必要がありますが、
作品ができて編集部に原稿が渡り、出版楽譜の形に整えてゆくプロセスは、
実は緊密なチームワークを必要とします。
そう、特に楽譜の校正はとても細かい、集中力を必要とする
なかなか大変な作業なんですよ。
なので、毎回校了し入稿した時は、一同とても達成感があります。\(^o^)/
関係者の皆さま、今回も本当にお世話になりました!!
心より御礼申し上げます。
2025.5.21 Wed.
全国的に夏の前触れという感じになってきました。
もう長年親交のある知人の染織家 平山八重子さんの
素敵な着物「吉野織絣着物 渚」が、日本伝統工芸染織展に展示されています。
(5/21~5/26 大丸京都店、5/28~6/2 福岡岩田屋本店 巡回中)
今回は特に受賞作品として、東京の会場(~5/12)でも筆頭に飾られていて、
敬愛の念と共にしみじみ嬉しい気持ちで満たされました。
実は彼女は歌がとてもお好きで、昔々私が雇われ教師として指導に携わっていた
歌の自主グループの会員でいらしたご縁で、おつき合いが続いています。
私としては、いつも作品の前に立つと、音楽にも通う独特のリズムと、
彼女の「歌声」を感じてしまうのですが、
今回の作品は、スケールの大きい世界観に包み込まれるような感じがあり、
渚を行き交う波の底に流れる歌が、「結界」を行き来しているようでもあり、
そんなエネルギーに身を任せていると、限りなく安らかな解放感があります。
私は着物には決して詳しくないのですが、作品を拝見した私なりの感想など
お送りすると、いつも喜んでくださる彼女の謙虚なお人柄もきっと、
作品から感じ取れるのではないかと思います。
お近くの方、ぜひご覧になってみてください!
ヨーロッパのほぼど真ん中に位置するプラハは、まるで運命に翻弄されてきたかのような、幾多の劇的な出来事をくぐりぬけて今日の姿があります。
音楽もまたそんなボヘミアの人々の想いが礎にあるからこそ、豊かな情感と力強さをたたえているように思えます。今回はチェコを代表する大作曲家ドヴォルジャークに思いを馳せての旅です。(2024.7.12更新)
(写真左)
ドヴォルジャーク博物館の自筆譜コレクションより、弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」の第1楽章冒頭部。結構速いスピードで書いている感じがする。「よし、これで行こう!」という気持ちだったのかなと想像してしまう。冒頭のメロディーをヴィオラが受け持つが、スラーの長さを修正しているなぁと、つい細かいところに目が行ってしまう。
(写真右)
同じく自筆譜。これを見て、パッとどの曲のどの部分かがピンとくる方は、かなりの音楽通でおられる方かもしれない。これこそドヴォルジャークの作品で最もよく知られた、交響曲第9番「新世界から」の第2楽章のフレーズ。日本でも歌詞がつけられ「家路より」という歌でもおなじみ。ここのソロはコーラングレ(イングリッシュホルン)が取るが、その旨が斜めに書き込まれている。「しっかり決めてね~」という気持ちなのかな、と想像してしまう。
(写真をクリックすると、拡大します。)
★フィールドワークについては、こちらでもご紹介しています。 → Field work
★デンマーク現地取材記事については、こちらをご覧ください →Denmark