主催公演の記録(1) Concerts hosted by us (1)
●七瀬あゆこ with 兼氏 規雄 (クラリネット) ♪ サマー・イブニング・コンサート at グランデュオ ♪
(以下、公演のご案内) ------- ------- ------
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● ~七瀬あゆこ室内楽シリーズ2~ ♪スプリング・コンサート at グランデュオ♪
●出演● 七瀬あゆこ (作曲・編曲 ピアノ) 兼氏規雄 (クラリネット) 竹本聖子 (チェロ)
主催:ろここミュージック 協力:村松楽器販売(株) マネジメント:(株)アーバンクラシック
~*~ プログラム ~*~
●ムラマツオリジナルシリーズ収録の人気曲 「Lullaby for Yesterdays 過ぎゆく時に」「ヴェニスの舟歌」「オールドローズ~フェリシテ・パルマンティエ」〈改訂版初演〉ほか、既発表の作編曲作品 全7曲
♪エジプトから来たコウノトリ (Cl. Vc.) 〈新作初演〉
「福祉大国デンマーク 魂の歌を探して」取材のお話を交えて、デンマーク特集第一弾(全6曲)をお届けしました。
公演でご紹介した内容の一部については、Dreams のページでアップして行きますので、そちらもぜひご覧ください。
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主催公演の記録 (2) ~ 献奏 故・嶺田 健 さん ~
Concert dedicated to the great cellist Takeshi MINETA
● ~七瀬あゆこ室内楽シリーズ3~ ♪オータム・コンサート at グランデュオ♪
--- --- 音楽家から見た福祉大国デンマーク~魂の歌を探して --- ---
⼊場料 4,000 円 学生2,000 円(全席自由席/税込/要予約)
●出演● 七瀬あゆこ (作曲・編曲 ピアノ) 兼氏規雄 (クラリネット) 竹本聖子 (チェロ)
マネジメント:(株)アーバンクラシック
~*~ プログラム ~*~
●ムラマツオリジナルシリーズ収録の人気曲より 「コリア風デリカート」(Cl.Pf.改訂版初演)、「ブラフの丘から」(Cl.Vc.Pf.版)ほか、既発表曲3曲
●亡きチェリスト 嶺田 健さんを追悼するコーナー 「連禱」(Cl.Vc.Pf.版初演)、「秋の歌」(チャイコフスキー/七瀬 Vc.Pf.改訂版初演)
●「音楽家から見た 福祉大国デンマーク」
アンデルセンをテーマにしたデンマークの作品(L.シュッテによる)を題材にした室内楽
「ニワトコおばさん」(Cl.Pf.)、「小さいイーダちゃんの花」(Cl.Pf.)
伝承歌(夜警の歌)を織り込んだオリジナル曲♪Blue Moment in Ribe (Cl.Vc.Pf.) に加えて、
「ニワトコの木の下で」(東京海上日動ベターライフサービス㈱に献呈した歌 /作詞 七瀬)の紹介
♪靴屋さんの誕生日(伝承歌メドレー Cl.Vc.Pf.)、♪デンマーク、わが祖国(シアベク/七瀬 Cl.Vc.Pf.)、♪妖精の素敵なおはなし(シュッテ&七瀬) 〈以上新作初演〉
福祉サービスを必要とする人々のみならず、一般社会の健常者の生き方にも大きな意味を持つデンマーク福祉の精神性を、ナレーションを交えて紹介しながら、デンマークの音楽作品との「ハイブリッド作品」をお届けしました。高齢化社会、様々な価値観が混在する今の時代、本当の幸福って何だろう?「幸福度ランキング」が常にトップクラスのデンマークの心の持ち方は、そんな問いに、何かヒントやきっかけを与えてくれるような気がしています。
(公演は終了しました。)
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MINETA Takeshi (cellist) 嶺田 健 (チェロ)
10才で桐朋学園「子供のための音楽教室」に入室、同時に斎藤秀雄氏に師事。
同学園高校、大学卒業。卒業演奏会に出演、また読売新聞社主催による新人演奏会において演奏する。
卒業後、奨学生としてジュリアード 音楽院に留学、チェロをハーヴィー・シャピロ氏 (Harvey Shapiro)、ビアノ室内楽をフェリックス・ガルミア氏(Felix Galimir)、弦楽四重奏をサミエル・ローズ氏(Samuel Rhodes)、オーケストラスタディをローン・モンロー氏(Lorne Munroe)に師事。
1978年よりニューヨーク州バッファロー交響楽団のアソシエイト・プリンシパル (Associate Principal Cellist)として務める傍ら、N.Y.州立大学の音楽学部においても指導にあたる。また同大学の主催によりリサイタルを開く。
1983年、大阪フィルハーモニー交響楽団の招きにより帰国。 首席奏者として在籍。
1987年 より2013年 まで、読売日本交響楽団のソロチェロ奏者として活躍。
カザルスホール、東京文化会館、パリ日本文化会館などの主催によるコンサートなど、 数多くの室内楽にも幅広く出演。
また、チェロ・アンサンブル・サイトー、及びサイトー・キネン・オーケストラのコン サート並びにレコーディングセッションにも参加。
桐朋学園主催「チェロ・グランド・コンサート」に出演。
『ろここ通信』バックナンバー91,92,93号 ----- from the back issue
ろここ通信 No.93 ~Since 1987~ Jul. 2017
Web版ニュースレター最新号にアクセスしてくださり、ありがとうございます。日頃、トップページから入って下さっている方には、重複する部分があったり、紙媒体と併存している事情でタイムリーとはいいがたい部分もありますが、Web版ならではの リンク機能やカラーの写真などで、記事を楽しんでいただければ幸いです。
室内楽専用ホールグランデュオでの2回目の主催公演「スプリング・コンサートat グランデュオ」(協力:村松楽器販売 マネジメント:アーバンクラシック)では、今までのレパートリーに加えて、22年ぶりの全曲再演が叶った新編成による組曲『港町のスケッチ』、そして念願のデンマーク特集第1回目を、盛会にて終了しました(2017.4.15)。オーナーの兼氏規雄さん(クラリネット)に加え、今回は初登場のチェロ奏者竹本聖子さんを迎え、新作全9曲を交えた全17曲を、フレッシュな気持ちで一同演奏することができました。デンマークにまつわる話題に熱心に耳を傾けて下さったお客様の中には、第1回目の演奏会('87年)から足を運んで下さっている方々が何組もいらして、ご支援に心より御礼申し上げます。(写真1)
詳しい内容については、Webでは Archive に掲載しています。
★ムラマツオリジナルシリーズ新刊Vol.65 刊行しました。発行部数各々約1万部というこのシリーズも、今回で20作目。ユーザの皆様のご愛顧に心より御礼申し上げます。内容については、WebではトップページとWorks に掲載していますが、紙媒体に合わせて、次号で更に詳しくご案内します!
★福祉大国デンマーク 「魂の歌」を探して (5)
福祉大国デンマーク「魂の歌」を探して(2016)をご覧ください。
★【連載】 Gao Forever! (12) おしゃべりコンサート "育ての親" 故・齊藤賀雄さんの思い出
→ サブページ Gao Forever! のページをご覧ください。
紙媒体読者向け Web記事紹介コーナー
★音楽で「福祉」を問いかける意味 (「縁あって、デンマーク」より)→ 4月の主催公演でお話しした内容の一部を、ご紹介しています。
★デンマーク大好き、だからこそ・・・? (同上)
→ どちらも、Denmark (←ここをクリック) のページ「縁あって、デンマーク」のコーナーに掲載しています。
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ろここ通信 No.92 ~ Since 1987 ~ Nov.2016
6度目のデンマークに加えて、ケルトの香りを求めてのスコットランドへの旅では、グラスゴーの王立スコットランド音楽院とエディンバラ大学で、拙作のスコットランドがらみの編曲作品(ギロックの「妖精メドレー」)などを、所蔵して頂きました。
海外の音大とその周辺地域には、お国柄あふれる音楽事情が垣間見られ、いつも面白がっています。また、「スコットランドの心臓」といわれる古き都パースでは、さりげない町の佇まいのなかに、ファンタジーの生まれる背景が感じられ、美しいパース・ブリッジに虹がかかる風景にも出会えました(写真2)。イギリスのEU離脱が決まり、空港の警備も移民問題などを受けて、微妙に引き締めが行われているように感じます。
もはやライフスタイルになりつつあるデンマーク訪問では、現地で知り合った人々との交流も少しずつできてきて、視野が広がっている気がします。ドイツとの国境に近い、中世の香り残る古い町リーベ(写真3)、そのゆったりとした町の風情のなかに息づく、デンマークの「魂の歌」のお話は、次号で詳しく特集したいと思います。
★連載の「Gao Forever!」、ご遺族で先日七回忌を済まされたとのお話。奥様からも、仕事の時の様子や人々とのふれあいについて、「そんな面もあったのか」と思うこともあるとメール頂くのが有り難く、もう少し続けたいと思っています。
★当方の主催公演は、来年4月中旬に、荻窪の室内楽ホール「グランデュオ」で調整中です。詳細は未定ですが、オーナーの兼氏さんたちと、デンマークものもさらに進めて、楽しいひと時をお届けしたいと思っています。
♪花祭り(エル・ウマウアケーニョ) (サルディヴァルJr./七瀬) フルート二重奏
この夏の大イベント、リオ五輪にこじつけたわけではありませんが、今回は初の南米シリーズとなりました。「花祭り」は、シャンソンでご存じの年代の方も多くおられると思いますが、元々は南米アンデス地方の民族音楽フォルクローレの曲。このアレンジは、フォルクローレの方で、カーニヴァル気分満載です。「シェリト・リンド」は、メキシコを代表する歌で、サッカーの応援にも使われるようですが、ミドル世代以上の方には、「♪アーイアーイアイアイ」でおなじみの曲だと思います。「喜びのプレリュード」は、華やかなカデンツのついた、祝祭的な気分の三重奏で、ある大切な宴のために、ピアノ・ソロとして初演(2006年 大阪)した曲のリメイク版です。個人的には、この原曲の献呈に深くかかわった、亡き従姉への感謝の思いが、実は背景にあります。
→ サブページ Gao Forever! のページをご覧ください。
★音楽家から見た 北欧福祉の極意 「ノーマライゼーション」 (「縁あって、デンマーク」より)
→ Denmark (←ここをクリック) のページ 「縁あって、デンマーク」のコーナーをご覧ください。
ろここ通信 No.91 ~Since 1987~ Apr. 2016
前号でご紹介した「季刊ムラマツ」の寄稿記事(129号、130号)は、巻頭のコーナーということもあって、結構盛りだくさんの内容になりました。私にとっては、これまでずっと日々考えてきたことでも、まとめてみると、そうだったのかと新たな発見があったりして、面白いものだなと思います。
フルート・アンサンブルについての記事(129号)では、印刷ゲラが上がってからの校正作業に、編集部共々心血を注いでいることに驚かれた方が多かったようです。また、昔副科で少し習ったフルートを今もこっそり吹いて、原稿の最終チェックをしていることについては、秘密にしておこうと思っていたのに、なぜか書いてしまって、それを予想以上に好意的に受け取って頂いたのは、嬉しかったです。
130号の「思い出のフルーティスト 河合隼雄さん」では、書きながら河合先生のたたずまいが鮮やかによみがえり、まるで先生と語らうようなひとときでした。奥様はじめ、先生のご遺族の方々に内容を喜んでいただいたことが、何よりの喜びであり、編集部の方々とともに、しみじみ有り難い気持ちになりました。ご遺族の運営されている「河合隼雄財団」のホームページ (リンクはここをクリック)でも、当記事をご紹介いただいています。「季刊ムラマツ」は、原則として会員向けの機関紙ですが、詳しくは村松楽器 03-3367-6000 にお問い合わせください。
★福祉大国デンマーク 「魂の歌」を探して (4)
福祉大国デンマーク「魂の歌」を探して(2015)をご覧ください。
★【連載】 Gao Forever! (10) 味のある先輩 "育ての親" 故・齊藤賀雄さんの思い出
→サブページの Gao Forever! (←ここをクリック) のページをご覧ください。
紙媒体読者向け Web記事紹介コーナー
★音楽と「癒し」の微妙で絶妙な関係 (「音楽物思い」より)
→ Comments のページ 「音楽物思い」のコーナーをご覧ください。
→ → → トップページへ To the front page
『ろここ通信』バックナンバー88,89,90号 ----- from the back issue
Web版を始めて一年あまり、順調なすべり出しと言えますが、紙媒体のご要望も多数いただき、感謝の思い新たに90号をお届けします。
デンマークの歌は、想像以上に複雑で、いろいろな文化が入り組んでいる印象さえあります。そんななか、これは外せないなと思ったのがケルト民族の要素。ケルトについて詳しくは紙面の関係で省略しますが、ケルトの香りあふれるアイルランドの伝統音楽を求めて、今回はデンマークに加えて、アイルランド横断の旅となりました。楽譜(ムラマツVol.41)でも、メドレーの題材として扱っているアイリッシュ民謡。首都ダブリンの音楽大学で、楽譜を所蔵して頂いたあと、よりディープなケルトの香り残る西部のゴールウェイ(写真1)へ。
♪マリオネット (ローデ/ 七瀬) フルート二重奏
「マリオネット」、原曲はシンプルなピアノ小品ですが、読響アンサンブルの兼氏康雄さんのために、クラリネット版に編曲したものを、今回はフルート2本に仕立てました。
「センチメンタル・ヴォヤージュ」の初演は’87年。ボサノヴァ調のこの曲は、元々歌として発表したもので(原題『潮の便り』)、離島に来て、昔恋人だった女性に悲しい思いをさせたことを後悔する男性の歌詞がついていました。フルート版にリメイク、いや、ヴァージョン・アップをと願っていますが、早くもご好評の声を頂き、有り難く思っています。
★【連載】 Gao Forever! (9) 思い出の松本公演 "育ての親" 故・齊藤賀雄さんの思い出
→ サブページ Gao Forever! のページをご覧ください。
紙媒体読者向け Web記事紹介コーナー
★音楽は、授かるもの。演奏されることで、育ててもらうもの。(「音楽物思い」より)
→ Comments のページ 「音楽物思い」のコーナーをご覧ください。
ろここ通信 No.89 ~Since 1987~ Apr. 2015
★福祉大国デンマーク 「魂の歌」を探して (3)
→Denmark (←ここをクリック)のページ 「デンマークへの旅」コーナー
福祉大国デンマーク 「魂の歌」を探して(2014)をご覧ください。
★【連載】Gao Forever! (8) 結城の民話とのコラボ "育ての親" 故・齊藤賀雄さんの思い出
→サブページの Gao Forever! (←ここをクリック) のページをご覧ください。
紙媒体読者向け Web記事紹介コーナー★「魂の歌」って、何だろう? ~ 音楽家から見た福祉大国 ~
→Denmark (←ここをクリック) のページ 「縁あって、デンマーク」コーナーをご覧ください。
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ろここ通信 No.88 ~Since 1987~ Nov. 2014 <初のWeb版です>
紙のぬくもり、と重宝がられる有り難さ、そしてIT社会とどう共存するかを問われてきたこの通信ですが、この9月にホームページを開設し、紙媒体と共存する形になりました。
現在(注:発行時)トップページを飾っている写真は、デンマークのヘルシンオアの風景で(写真2)、この10月に撮影したものです。並木道の先には、シェイクスピアの『ハムレット』の舞台になった、クロンボー城(世界遺産)があり、お城の先には狭い海峡の向こうに、隣国スウェーデンが見えます。
紙媒体でないと伝えられないものを問いながら、それを特別な価値と考え、本号から紙媒体の方には、Premiumの字が付きました。「紙の通信を続けて」「ろここ通信は、自分にとっては、こころ通信だと思う、届くと本当に嬉しい」と応援してくださる、非IT派の方々を優先して、今後は発行してゆく所存です。
情報とは、便利な反面なかなか厄介でもあり、私も最近は、先に言い放たれた情報が一人歩きするという現象について、時に戸惑いながら、いろいろと考えさせられてきました。また、せっかく通信と言う手段を用いてきたのに、相当数の顔の見えない楽譜ユーザーの方々に対するフォローが、全くできていないということも、サイトを立ち上げた大きな理由でした。さらには、私自身がいろいろな面でwebの恩恵にあずかることが増え、良質な情報を丁寧に発信してゆくことの大切さを学んできたこと。この紙面もパソコンで作っているのですが、ITを上手に使うことで生まれる価値を考えながら、ホームページを運営していきたいと思っています。パソコン、携帯(スマートフォン)、どちらからもアクセスできますので、サイトの方もどうぞよろしくお願いいたします。
~~~~~~~♪ 新刊楽譜のご案内 ♪~~~~~~~
今回の新譜は、フランスに因んだものを3曲。
『ようこそ陽光の巴里へ』は、1991年に初めてパリを訪れた時の印象を綴った曲で、元々は木管三重奏とピアノで演奏していました。6月の光溢れるパリ、さりげなさと、成熟した文化都市の持つ包容力に心躍らせたあの感覚は、今も心の奥深く息づいていますが、そんなパリのエスプリを、フルート2本にギュッと凝縮。
そして、学生の頃大好きだったフォーレの歌曲から『夢のあとに』。フルート3本という、書くのも演奏するのも、ある意味最も難しく無駄のない、究極の編成で。
『ハバネラ』は、元々はピアノ曲で、自身による管弦楽版がある、ということは、シャブリエ本人もアレンジ魂をそそられた曲なのだと思います。演奏グループによって仕上がりの色合いが変わる、たくさんの可能性を秘めた音楽です。
★【連載】Gao Forever! (7)コラボ仕掛人 ”育ての親”故・齊藤賀雄さんの思い出 →ここをクリック
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